日本人のマンガ好きは伝統だった!

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漫画を読んでますか?最近は電車などで読んでいる人は少なくなってますね。
電車で漫画を読むなんて恥ずかしい、漫画なんて子どもが読むものだって思っていませんか?
たしかに電車内でいい大人が漫画を読んで笑いを堪えているような姿は恥ずかしいかもしれません。
でも、実は漫画は昔から日本人に愛された文化なのです。

マンガの原点

原点といえば、やはり「鳥獣人物戯画」なのではないでしょうか。

鳥獣人物戯画

京都市右京区の高山寺に伝わる絵巻物です。甲・乙・丙・丁と呼ばれる全4巻で構成されています
書かれた時期に幅があり、作者も複数います。
ちなみに東京国立博物館で2015年4月28日から始まる特別展「鳥獣戯画─京都 高山寺の至宝─」の展覧会公式ページでは全4巻のすべてを見ることができます。

こちら → http://www.chojugiga2015.jp/emaki/index.html

やはり甲の絵が一番上手だと感じますね。見たことがある絵ばかりだからでしょうかね。

北斎漫画

葛飾北斎は漫画家かと思うほどの漫画っぽい作品を描いてます。
その最たるものが「北斎漫画」と呼ばれる作品です。

北斎漫画

北斎漫画2

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北斎漫画は葛飾北斎が絵手本として発行したスケッチ画集です。
北斎が55歳(1814年)のときに名古屋の版元永楽堂から初編が発行され、以後明治(1878年)までかけて15編が発行されました。

釈迦御一代記図會

北斎が86歳のときに発行された山田意齋著の「釈迦御一代記図會」で北斎は挿絵を描いています。
この挿絵は非常に大胆な構図で描かれており、その絵は現代でも通用するほどの漫画絵になっています。

釈迦御一代記図会

「舎利弗大神通を現して六師等と闘ふ図

釈迦御一代記図会2

「暴悪を罸して天雷流離王が王宮を焼君臣を撃殺す図」です。
これは間違いなく漫画ですよ。吹きだしまでありますね。

まとめ

鳥獣人物戯画と葛飾北斎の作品を見てきましたが、どうでした?これは漫画ですよね。
日本人は昔から漫画を描いているし、もちろん当時読んでいたのはいい大人です。
子どもには高価でしょうからね。
ということで、大人が漫画を読むのは恥ずかしくないですが、電車内で笑いを堪えているのは恥ずかしいので気を付けてくださいね。
ちなみにアイキャッチ画像は鳥獣人物戯画を見て、自分で適当に書いた鳥獣人物戯画もどきです。

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